Caron’s Corner
米国債の満期構成の変化:資産配分への示唆
先週発表の米財務省による国債買い戻しでは、債務残高そのものは変わらないものの、長期債務を短期債務に借り換えることで債務デュレーションの短期化が進み、イールドカーブのフラットニングが見込まれる。また、今回の国債買い戻しは、米ドル安を伴う金融環境の緩和を通じて、株式市場を含む金融資産全般の下支え要因となる可能性がある。こうした動きを受けても、当運用チームの資産配分見通しに変更はなく、引き続きデュレーションリスクを抑える一方で、株式市場については更なる上昇余地があるとみている。本稿では、今回の米財務省の政策対応が市場と資産配分に示唆する幾つかの点について考察する。